[著者:古流望/イラスト:珠梨やすゆき/TOブックス]
ペイスによる領地改革の手入れは、とりあえず落ち着きを見せた模様。今回は、これまでと違ってあまりそっち方面に話が行ってない印象でした。
なので、まだまだ改革の余地は色々と抱えながらも、黒字に転化したと言う事で貧困状態からは大分脱する事が出来たのかなあと。
そんな領地改革の注力に代わって、ようやく『本題』と言うべきか、ペイスのパティシエ気質が本領発揮し始めたような感じで。
そもそも落ち着いてお菓子作りをしたいから、面倒で厄介な領地問題の解決を優先させていたわけで、読んでいる側も「これが見たかったんだよなあ」ってな具合でした。
しかし、果たしてこのまま平穏にお菓子改革を進めて行けるのかどうか。ペイスって、なにかと『問題を引き寄せるタイプ』だからなあ。