[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサク/MF文庫J]★★★
これまで散々清隆に対して、主人公の癖に得体が知れないだの一人称で語ってる癖に登場人物の中で最も不気味な存在だのと言い放って来ましたが、その本質が今回のこのラストで完全に極まった感じがしました。まともな思春期男子の場合だと大分感情移入込みで確実にドキドキさせられる筈なのに。
異常性を持ち合わせているからどうしようもないのか、そこに自身で変化を与える為にやっているのか。清隆が自分を客観視している状況の中で、最後のシーンはこれまでで最も怖気が走るものでした。
既刊感想:1、2、3、4、4.5、5、6、7、7.5、8、9、10、11
ようこそ実力至上主義の教室へ11.5
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衣笠彰梧/トモセ シュンサク KADOKAWA 2019年09月25日