[著者:羽田遼亮/イラスト:fame/富士見ファンタジア文庫]★★
本来の目的は先送りで、寄り道が本道に
ルナマリアの師匠・フローラに逢いに行く旅のお話……に、なるはずだった所、ちょっとの寄り道が大分逸れた本筋になってしまったお話。結果的にはウィルが『見聞を広げる』糧となるような展開でした(ちなみにフローラまでは結局辿り着けず)。育ての親(神々)の介入、今回はヴァンダル父さん編。彼の過去の一端が知れた事は、新たな発見だったのかな。まだまだ色々気になる。まあ、息子のウィルにもそんなに多くは語らずでしたけど。
そして、次こそはルナマリアの里帰りがメインになるのか。それともウィルの事が目ざわりなゾディアック教団の横槍が入るのか。何にしても、師匠のフローラとは早く再会させてあげたいですよね。