[著者:森田季節/イラスト:Mika Pikazo/ガガガ文庫]★★★
見え始めて来た終着点
それぞれが抱えている恋心に徐々に決着が付いて行く。こう言うの目の当たりにすると、何となく「終わりが近付いているんだな」って雰囲気を感じてしまう。答えが出せないままズルズル引き摺りっ放しと言うわけにも行かないので、どこかでハッキリさせなければならない。そんな幾つかの『覚悟』と『決意』が、今回の物語の中で見られます。好きな人に想いを告げると言う事
想いを告げるのは、エリアス、業平、愛河。これを見ても、『ここで一気に畳み掛けて来たな』感ありますよね。個々の結果の詳細は伏せますが、話の方向性としては「やっぱりそっちの方に向かって行くんだな」って印象でした。業平と関りが深く、ここでまだ名前が出ていない“彼女”の方向ですね。物理的に孤立している俺の高校生活(8)
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森田 季節/Mika Pikazo 小学館 2020年05月19日