SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

夢見る男子は現実主義者1

[著者:おけまる/イラスト:さばみぞれ/HJ文庫]★★

もっと『やきもき』が見たかった
 ヒロイン愛華の『やきもき』を求めていたのに、思ってたより全然見られなかった無念さ。まず渉が初っ端から突然『醒めた』せいで、愛華との距離が遠くなる。その上、愛華がメインのシーンが随分控え目で渉との絡みも弱かったから、余計に物足りなさを感じてしまったと。

むしろ正ヒロインは実姉か?
 そう思わされる程の急激な姉押し。それはそれでいいんですけど、やっぱり愛華が放っておかれている感が随所に見られたかなあ。「他の女子に気を取られてないで愛華の方も向いてくれ」と、渉に何度懇願したか。あと「席が離れちゃ余計疎遠になるだろ!」とか。もっと愛華のやきもきが見てえ~物足りねえ~、な気持ちなので続きに期待してます。