SIDE ONE ~ラノベの感想を日々書き連ねる~

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カノジョの妹とキスをした。3

[著者:海空りく/イラスト:さばみぞれ/GA文庫]★

 これだけ破局と略奪愛展開を強く望んだ物語は、これまで無かったかも知れない。それも『爆発しろ』的な冗談交じりの弄りではなく、真面目に本気で心の底からそうなってくれと願ってしまう程で。

 個人的には、もうどうしようもなく晴香が嫌いなんです。話の流れ的に、そうなってしまうのも仕方ないと思ってます。終盤の晴香視点の語りがとどめの一撃で、「こりゃもうあかん」ってなりました。

 誰を最も責めたくなるか、と考えると、矛先がどうしても晴香に向いちゃうんです。時雨が「その恋愛感情は小学生で止まったままだ」みたいな発言事に対して、酷く的を射てるなと思わされましたね。

 博道は晴香に気を使い過ぎて、自分ばかりを責めて追い詰める。それを見ながら、何も分かってない無邪気な『好意』を押し付けられるもんだからたまらない。何もかもぶちまけて、もう時雨とどうにかなっちゃえよ! なんて事も言いたくなりました。

 次回が最終巻と言う事で。この泥沼最終形態から、一体どんな結末になるんでしょうね。皆が幸せになるのはもう無理だと思うので、せめて博道自身が納得のゆく選択をして答えを出して欲しいです。

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