[著者:三河ごーすと/イラスト:Hiten/MF文庫J]
悠太と沙季が「この距離感で接しよう」と最初に決めて、その通りに保たれている今の状態。実はとても居心地が良い事に気付かされる。おそらく、互いに納得出来ているから。読んでいても、この二人の距離感に触れていてとても心地良くなれている。
でも、家族としての同居生活が続き、互いを知るに連れて、同じ状態が保たれなくなりつつある。そんな変化も、当たり前の自然な流れで、抗おうとすればかえって無理が生じてしまうものなのかなと。
特に沙季が自身の感情の不明瞭さを持て余しているのを見て、そう感じさせられました。悠太との付き合いがどう変化して行くのか、まだハッキリ分かりませんが、これまでと同じとは行かなさそう。
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