[著者:急川回レ/イラスト:magako/角川スニーカー文庫]★
『名案』だと思っているのは本人だけ
口絵の複雑極まりない相関図を、関係者各位にもれなく突き付けてやりたくなったわ。と、衝動に駆られるほどの混沌ぶり。相変わらず誤解とすれ違いとタイミングの極悪さで、こんがらがってた5人の関係性の糸が、さらに複雑に面倒に絡まって行く。そこが凄く面白い! と言えばまあそれが最も声を大にして言いたい気持ちで。一方で「どうやって収束させるんだろ?」って興味も大きいので、この複雑な状況を面白がってばかりじゃ先に進めんなあ、って気持ちにもなってしまうんですよねえ。
一応、今回の終盤で解決は見ました。ただ、一部を『無かった事』にされてしまったので、翔太以外のメンバーが、彼にどう絡んで行くか見物ですね。
既刊感想:1
僕に興味をなくした元カノと幼馴染な今カノがなぜか修羅場ってる2
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急川回レ/magako KADOKAWA 2021年05月01日