[著者:竹宮ゆゆこ/イラスト:ヤス/電撃文庫]
クリスマスイブの学校イベントのバカ騒ぎの中、主要登場人物達の思いが迷走を始める。「ここまでこじれるか?」ってくらいぐちゃぐちゃになってます。
実乃梨に関しては前巻辺りからずっと煮え切らないままで、竜児と大河の恋心の向かう先も「表面上で見えていたのとズレて来ている?」と思ったりしました。
亜美は思わせぶりな言い方でちょっかいをかけているんですが、一番本質を見抜いていたのは、ずっと以前から彼女だけだったのかも知れません。となると、行き着く先はどうなるんだろう……と考えてしまうわけですが。
ことごとく悪いタイミングで(特に大河から実乃梨、実乃梨から竜児へ)『本音』が伝わってしまったりとかで、もう複雑にからまった糸は簡単には戻らなさそうです。