［著者：佐伯庸介／イラスト：白狼／電撃文庫］
前にも思った事なんですけど、やっぱり前巻までの本編あらすじと、登場人物紹介はとかは冒頭にでもつけて欲しいなあ。正直、本当にアルヴィスが『昔勇者で今は骨』と言う事実以外に、物語自体の記憶が希薄なんですよね。そんなの「覚えてないお前のせい」と言われたらそれまでなんですけど……。
それでも今回の短編集は、登場人物達の事を思い起こすのに一役買ってくれた内容でした。各エピソードを色々読んでいる内に、結構アルとの関係性や個々の性質を思い出せるようになってくれたので。
もし今後があるなら、アルや仲間達がこれから何を為すべきなのか？ その目的を明確に定めて欲しいなと思う。そうなれば、物語の方向性を見失わずに、記憶にも定着してくれる……と思うので。
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