[著者:山口悟/イラスト:ひだかなみ/一迅社文庫アイリス]
ゲームに置き換えて言うなら『ソラ攻略ルート』。続編での攻略対象キャラ中で、唯一マリアじゃなくてカタリナに惹かれている人。
ライバルたちが居ない近隣の街への遠征で、更に同じ職場である魔法省の案件。これまであまり見られなかった、ソラ個人がカタリナと急接近するシーンも多くて、彼のうろたえぶりがなかなか新鮮で良い雰囲気でした。
とは言え、たらし込まれ済みなほかの人達の“がっつき具合”に比べたら、ソラはかなり身をわきまえている方でしょうけどね。カタリナに惹かれながらも、あくまで『職場の同僚』と言う距離感を意識して接しているようにも見えました。
あとは、人身売買事件が収束しても、いまだに謎が残る『闇の魔力』関連の嫌な臭い。サラなる人物の暗躍や、その上層で指示を出している黒幕的存在。まだ表立った行動が現れていないので、しばらく前から何となくもやもやした感じが続いているなって印象でした。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…9
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山口悟/ひだかなみ 一迅社 2020年04月20日頃