[著者:やしろ/イラスト:keepout/TOブックス]
ひとりで起業して、頼れる相談役の後ろ盾を得ながら、次第に有能な人材が引き寄せられるように集まり、その勢いで徐々に会社の規模を拡大させつつ、様々な事業展開を仕掛けて行く。現代社会的に言ったら、鳳蝶の壮大な構想の道程はこんな感じなのかも。
いずれは会社(菊乃井)の象徴であり続けながら、現場での指揮は有能な部下に委ねる、みたいな展開を語っているように、物語もそう言った各事業の拡大繁栄みたいな方向に進みつつあるような印象でした。
今の鳳蝶は本当にあれこれ手掛けているんですが、全部ひとりで個々の事業に目を配っているので、働き過ぎてぶっ倒れないかちょっと心配だったりします。
まあ、その辺はエルフの先生たちを始め、彼を支えてくれる人達が最大限に注意して見守ってくれているので、余程の事はないと思うんですけど。余裕が出来て色々手掛けられている証でもあるようですが、鳳蝶の許容量を超える所までひとりでは抱えないで欲しいですね。