[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサク/MF文庫J]★★★
綾小路清隆は相変わらず不気味で底が知れない
一人称視点で他人事の様に語ってるとこなんだよな、多分。初期の頃からずっと一貫して同じ印象。2年になってもあんまり変わってなかった。ただ、素性は結構語られて来たので、“得体の知れなさ”に関しては大分薄れて来たかな?2年生になって変わった事
学習教材がデジタル化した事、とか。あとは急激に変化したとかでなく、これまでの積み重ねが成長に繋がっている、とじわりと感じられた。鈴音や須藤とかを見ていて特に。クラス内部分裂のリスクは限りなく低くなった、と見ていいのかな。今の所は。ヤバい奴だらけな1年生
話が進むに連れて加速度的に危機感が増して行く。まだ2年生編1巻目なのに……。でも、一見極大のヤバさを言動で誇示している宝泉って、分かり易い分だけ清隆には御しやすい存在なのかも。おそらく見せない奴の方が余程ヤバい。2年生になったから本気出す
清隆があえて能力を隠さなくなったのも、1年生時とは少し違って見えた点か。しかし清隆の終盤の“あの”行動にも仰天させられたけど、敵対者がかなり本気で“綾小路清隆排除”を仕掛けて来ているのにも驚かされた。既刊感想:1、2、3、4、4.5、5、6、7、7.5、8、9、10、11、11.5
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1
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衣笠彰梧/トモセ シュンサク KADOKAWA 2020年01月24日