クスノキの番人

小説感想

［著者：東野圭吾／実業之日本社］クスノキの番人 (実業之日本社文庫)作者:東野圭吾実業之日本社Amazon クスノキの『祈念』には何があるのか？願いが叶うと言う噂は本当なのか？主人公の玲斗の視点で追っていると、知らない事を知らないままで隠されたり…

2023-10-27

さいはての彼女

小説感想

［著者：原田マハ／KADOKAWA］さいはての彼女 (角川文庫)作者:原田マハKADOKAWAAmazon 仕事やプライベートで心が疲れたり荒んだりな女性達の挫折と、その後の旅先での素敵な出会いと行動によって、主に心の復活を見事に遂げて行く物語。事情を聞いてみると…

2023-10-22

灯台からの響き

小説感想

［著者：宮本輝／集英社］灯台からの響き (集英社文庫)作者:宮本輝集英社Amazon 妻に先立たれた六十二歳、中華そば店主・牧野康平の失意と諦めと無気力から物語は始まる。しかし読み終わった後に再び振り返ってみると、そんな人生を半ば投げてた男はどこに…

2023-10-21

神さまのビオトープ

講談社タイガ小説感想

［著者：凪良ゆう／講談社タイガ］神さまのビオトープ (講談社タイガ)作者:凪良ゆう講談社Amazon 夫を亡くした直後に、夫の幽霊が現れ見えるようになって、これまでと同様に一緒に暮らして行く。決定的に違うのは、その事実が他の誰にも伝わってくれない事。…

2023-10-14

境界線

小説感想

［著者：中山七里／NHK出版］境界線作者:中山七里NHK出版Amazon 『護られなかった者たちへ』の主要人物、笘篠刑事が再登場。一応続編的な位置付けですが、物語自体は独立した内容でした。東日本大震災で行方不明となって７年経った、笘篠の妻が遺体となっ…

2023-10-12

護られなかった者たちへ

小説感想

［著者：中山七里／NHK出版］護られなかった者たちへ作者:中山七里NHK出版Amazon あくまでフィクションと自分に言い聞かせた上で。それでも『生活保護受給』に関する一連の問題を描いた部分は、現実と切っても切れない深く重い繋がりを嫌でも感じさせられま…

2023-10-12

秋山善吉工務店

小説感想

［著者：中山七里／光文社］秋山善吉工務店 (光文社文庫)作者:中山七里光文社Amazon 結末に至った時点の善吉おじいちゃんについては、「えっ、そうなっちゃうの？」って感じでした。 “思いもよらぬ”と言う意味では意外性は充分にありましたが、個人的な感想…

2023-10-11

硝子の塔の殺人

小説感想

［著者：知念実希人／実業之日本社］硝子の塔の殺人作者:知念実希人実業之日本社Amazon 『最初から分かっている犯人を追い詰める』と『誰が真犯人か分からない真相の謎解き』が非常に上手く噛み合っていて、読みながら両方の要素を堪能できると言う面白さに…

2023-10-10

ゴールデンスランバー

小説感想

［著者：伊坂幸太郎／新潮社］ゴールデンスランバー（新潮文庫）作者:伊坂幸太郎新潮社Amazon 身に覚えのない『首相暗殺』の濡れ衣を着せられた主人公の決死の逃走劇を描く。最初は警察の情報開示やマスコミの過熱報道から得られた、一般大衆側の『真犯人＝…

2023-10-04

ＡＸアックス

小説感想

［著者：伊坂幸太郎／角川書店］ＡＸアックス (角川文庫)作者:伊坂幸太郎KADOKAWAAmazon 『グラスポッパー』『マリアビートル』に続く、“殺し屋”が主人公の物語。東北新幹線の事件が触れられている事から、『マリアビートル』の後日の話のようです。ただ…

2023-10-03

マリアビートル

小説感想

［著者：伊坂幸太郎／角川書店］マリアビートル (角川文庫)作者:伊坂幸太郎KADOKAWAAmazon 『グラスポッパー』の続編。とは言え、ひとつの物語として独立していて、舞台背景や一部の登場人物などが共通した後日の話です。今回は東京→盛岡間の新幹線内での…

2023-10-03

グラスホッパー

小説感想

［著者：伊坂幸太郎／角川書店］グラスホッパー (角川文庫)作者:伊坂幸太郎KADOKAWAAmazon 『押し屋』なる謎の人物の行方を追って、『鈴木』『鯨』『蝉』の３人の主要人物の様子が描かれて行く。それぞれの状況・立場はバラバラで、最初はハッキリ掴めない…

2023-07-26

無人駅で君を待っている

小説感想

［著者：いぬじゅん／実業之日本社］無人駅で君を待っている (実業之日本社文庫)作者:いぬじゅん実業之日本社Amazon 『もう一度だけ、どうしても会いたい人はいますか？』と、真正面から問い掛けられているような気持ちを抱きました。ただ、会いたい人は近…

2023-07-25

変な家

小説感想

［著者：雨穴／飛鳥新社］変な家作者:雨穴飛鳥新社Amazon 「栗原さん、妄想力が逞し過ぎる！」とか思わずツッコミ入れたくなりました。彼こそは黒幕か、それに近い重要参考人ではないか……？みたいにずーっと疑いの目線が外せませんでしたよ。最後の最後に…

2023-05-14

世界でいちばん透きとおった物語

新潮文庫nex 小説感想 ★

［著者：杉井光／カバーイラスト：ふすい／新潮文庫nex］★世界でいちばん透きとおった物語posted with ヨメレバ杉井光新潮社 2023年04月26日楽天ブックスAmazonKindlehonto あらすじや帯に『ネタバレ厳禁！』とか『予測不能の結末』とか見えてしまう時点…

2023-04-17

恋に至る病

メディアワークス文庫小説感想

［著者：斜線堂有紀／カバーイラスト：くっか／メディアワークス文庫］恋に至る病（1）posted with ヨメレバ斜線堂有紀 KADOKAWA 2020年03月25日楽天ブックスAmazonKindlehonto やっている事が『自分の手を汚さない遠隔操作的な“自殺教唆”』なので、どう足…

2023-03-21

猫と幽霊と日曜日の革命　サクラダリセット１

ＫＡＤＯＫＡＷＡ小説感想

［著者：河野裕／カバーイラスト：とろっち／ＫＡＤＯＫＡＷＡ］猫と幽霊と日曜日の革命サクラダリセット1posted with ヨメレバ河野裕 KADOKAWA 2016年09月24日頃楽天ブックス楽天koboAmazonKindlehonto 『一度見聞きした事を絶対に忘れない異能力』を持…

2023-03-13

ノワール・レヴナント

小説感想

［著者：浅倉秋成／ＫＡＤＯＫＡＷＡ］ノワール・レヴナント（1）posted with ヨメレバ浅倉秋成 KADOKAWA 2021年09月18日 BOOK☆WALKER楽天ブックスAmazonKindlehonto 作中の『ノワール・レヴナント』と言うトランプのゲーム、面白そうで詳しく検索したら『…

2023-03-13

アイドル失格

小説感想

［著者：安部若菜／ＫＡＤＯＫＡＷＡ］アイドル失格posted with ヨメレバ安部若菜 KADOKAWA 2022年11月18日頃 BOOK☆WALKER楽天ブックス楽天koboAmazonKindlehonto この結末に触れて、「付き合い続けていてもいいんじゃないかなあ」と、ぼんやり考え込んだり…

2023-03-11

六人の嘘つきな大学生

小説感想

［著者：浅倉秋成／ＫＡＤＯＫＡＷＡ］六人の嘘つきな大学生posted with ヨメレバ浅倉秋成 KADOKAWA 2021年03月02日頃 BOOK☆WALKER楽天ブックス楽天koboAmazonKindlehonto 一番最後に「報われた……」の一言が、深い深いため息とともに残りました。『一流企…

2023-02-04

さよならの言い方なんて知らない。７

新潮文庫nex 小説感想

［著者：河野裕／イラスト：越島はぐ／新潮文庫nex］さよならの言い方なんて知らない。7posted with ヨメレバ河野裕新潮社 2022年10月28日 BOOK☆WALKER楽天ブックス楽天koboAmazonKindlehonto 作中のアニメ『ウォーター＆ビスケットの冒険』の映像内容が、…

2023-02-04

さよならの言い方なんて知らない。６

新潮文庫nex 小説感想

［著者：河野裕／イラスト：越島はぐ／新潮文庫nex］さよならの言い方なんて知らない。6posted with ヨメレバ河野裕新潮社 2022年02月28日頃 BOOK☆WALKER楽天ブックス楽天koboAmazonKindlehonto ヘビ（ウロボロス）の脅威は、香屋やトーマの感じ方から察せ…

2023-02-03

さよならの言い方なんて知らない。５

新潮文庫nex 小説感想 ★

［著者：河野裕／イラスト：越島はぐ／新潮文庫nex］★さよならの言い方なんて知らない。5posted with ヨメレバ河野裕新潮社 2021年02月27日頃 BOOK☆WALKER楽天ブックス楽天koboAmazonKindlehonto 「ぽかーん……」ってなったあと、「ひょえーー！」ってなり…