SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

本能寺から始める信長との天下統一6

[著者:常陸之介寛浩/イラスト:茨乃/オーバーラップ文庫] 戦争の火種が発生しても、瞬時に鎮火される。信長の後ろ盾があって、暗殺隠密に長けた臣下もいて、さらに真琴自身がそもそも常人離れした強さを持っている。 国内はもう、完全に信長統一の安定…

『ショップ』スキルさえあれば、ダンジョン化した世界でも楽勝だ3 ~迫害された少年の最強ざまぁライフ~

[著者:十本スイ/イラスト:夜ノみつき/ダッシュエックス文庫] 変身アイテムでいくつもの『顔』を使い分ける主人公。徐々に元の人格と名前が分からなくなりつつある問題。ちなみに主人格は坊地比呂、高校生です。 いや、物語中では何ら問題ないんですけ…

転生王女と天才令嬢の魔法革命4

[著者:鴉ぴえろ/イラスト:きさらぎゆり/富士見ファンタジア文庫] アニスとユフィ、イリアとレイニ。同性同士のカップル成立で、百合増量な方向で行くんかなあ、と思いつつ眺めてました。 まあアニスとユフィには元々その兆しはあったし、恋人以外でも…

塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い5

[著者:猿渡かざみ/イラスト:Aちき/ガガガ文庫] 表紙のこはるの“たくらみ顔”がとても可愛い。今回の彼女の思惑をよく表しているなあ、と読みながら思ったりしてました。 内容的には、初々しい恋人同士な颯太とこはるの動物園デート。でもまあ、その裏…

千歳くんはラムネ瓶のなか6

[著者:裕夢/イラスト:raemz/ガガガ文庫]★ 優空って、前から何となく、朔にとって他のヒロイン達とは違う『特別な距離感』で接しているように見えていました。 今回の序盤で、誰を置いても真っ先に朔の元へ走る様子が見られました。それを眺めながら、…

プロペラオペラ5

[著者:犬村小六/イラスト:雫綺一生/ガガガ文庫]★ シリーズ最終巻。ガメリアとの最終決戦。 最初から、戦力差で勝敗を覆すのは不可能だと突き付けられた上での戦い。これまでもそうでしたが、日之雄の行く末を担うクロトは、常に『最良の敗戦』に至る戦…

処刑少女の生きる道6 ―塩の柩―

[著者:佐藤真登/イラスト:ニリツ/GA文庫]★ 最初から最後まで、ずーっと息の詰まる展開続きで、読んでいて精神がすり切れそうになりました。いやもうホント色々ときつかった……。 要因は様々なんですが、一つ確実に言えるのは、『主』であり『白』は想…

処刑少女の生きる道5 ―約束の地―

[著者:佐藤真登/イラスト:ニリツ/GA文庫]★ 登場人物達が次々に『聖地』へと集い、それぞれに思惑を抱き、目的の為に動き出す。それが複雑に絡み合い、大きなエピソードに成り立って行く。物語の大きな分岐点で、ひとつの集大成的な展開。非常に見応…

処刑少女の生きる道4 ―赤い悪夢―

[著者:佐藤真登/イラスト:ニリツ/GA文庫] それぞれに抱える事情や思惑が、かなり複雑に絡み交わりを見せていました。おそらく、アカリの行動理由がメノウの心に届いてしまった事が、様々な影響を及ぼしたように思いました。 メノウの立場で見ると、…

処刑少女の生きる道3 ―鉄砂の檻―

[著者:佐藤真登/イラスト:ニリツ/GA文庫] 今回の中で、アカリの『人格切り替え』や『回帰遡行』について、結構謎だった事が分かり始めて来ました。 とは言え、過去に何があって、どれだけの『回帰』を繰り返したのか? それに、そもそもアカリの存在…

処刑少女の生きる道2 ―ホワイト・アウト―

[著者:佐藤真登/イラスト:ニリツ/GA文庫] この物語の世界で、今なにが起こっているか? そして、かつて何が起こったか? 大分見えて来たかなあ、と言う確かな手応えでした。ただ、まだ手が届かない謎や、含みのある描写も多くて、分からない部分に結…

処刑少女の生きる道 ―そして、彼女は甦る―

[著者:佐藤真登/イラスト:ニリツ/GA文庫] 第11回GA文庫大賞『大賞』受賞作。 召喚された異世界人は危険な異能力を持っているから、もれなく処刑してしまおう。と、意向を示す教会の代表格として、異世界人の処刑に存在意義を示すように身を委ねる…

やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく4

[著者:ふか田さめたろう/イラスト:ふーみ/GA文庫] 直哉よ、お前は一体どこへ向かっているんだ……。 と、思わず声が漏れてしまうほど、彼の察しのよさ(チート読心術)が猛威を振るってました。『凄腕恋愛探偵笹原』とか、何なの。いや、凄過ぎて言葉…

やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにぐいぐいいく3

[著者:ふか田さめたろう/イラスト:ふーみ/GA文庫] 運命の初キスを小雪が忘れちゃったので、もう一度立て直してちゃんとキスしよう、と直哉があの手この手で作戦を仕掛ける。察しが良過ぎる彼も、これに関しては思うようにいかず苦戦を強いられ、結構…

俺の姪は将来、どんな相手と結婚するんだろう?

[著者:落合祐輔/イラスト:けんたうろす/GA文庫] 28歳の主人公叔父さんと、15歳の高校生姪っ子との、年の差半同居生活物語。結二にも絵里花にも、散々『結婚する関係にはなれない』と念を押されたので、万が一にも“間違い”は無い……と思いたい。 …

天才王子の赤字国家再生術10 ~そうだ、売国しよう~

[著者:鳥羽徹/イラスト:ファルまろ/GA文庫]★ この物語は、度々『侮られている』『蔑まれている』、無能と言われる立場の人物が登場します。そして、ウェインの手によって描かれた『逆転劇』を演じてみせてくれます。 今回も、そんな場面がありました…

女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話4

[著者:みかみてれん/イラスト:緜/GA文庫] バレンタインデーイベントに乗っかって、鞠佳が絢に“自分の全て”を捧げようと、決意をガチガチに固めて決戦の日に臨むお話。そこまで重い雰囲気ではなかったですが、好きな人(女子)に処女を捧げようとする…

友達の妹が俺にだけウザい8

[著者:三河ごーすと/イラスト:トマリ/GA文庫] 彩羽不在の修学旅行編。想像してたよりもガチで不在でした。普段から、明照にウザ絡みで存在感大爆発させている彩羽の気配が薄いと、何かこう逆に落ち着かない気分だったかも。何だかんだ、居なければ居…

探偵はもう、死んでいる。5

[著者:二語十/イラスト:うみぼうず/MF文庫J] この巻で、何となくこの物語に働いている『力』の“本質”が見えて来たかなあ、と言う手応えでした。主に、シエスタと渚の『死』と『生』について。超常現象っぽい雰囲気で、どこか現実離れした印象を抱い…

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4.5

[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサク/MF文庫J] 無人島試験後の船上夏休み編。気が休まるひと時のようでいて、試験の影響の尾を引くように、様々な人間関係模様で緊張感を強いられる場面も多かったような印象。 表向き『休息期間』であっても…

無自覚チートの箱入りお嬢様、青春ラブコメで全力の忖度をされる

[著者:紺野天龍/イラスト:塩かずのこ/電撃文庫]★ 不幸体質? ……どこが? と、首傾げる程に、琥太郎ってそんなに不幸でもないような気も……と思わされる辺りも、実は途中の伏線が効いていたりしてたのかなあ、と思ったりもしました。 少なくとも、撫子と…

バレットコード:ファイアウォール2

[著者:斉藤すず/イラスト:緜/電撃文庫] 前巻と比べて、かなり取っ付き難い印象を受けました。と言うか、正直途中で理解するの諦めて挫折しました。一応最後までは読みましたが。なんでこんな把握し辛い内容なんかなあ? 自分だけ? 具体的には……脇役端…

わたし以外とのラブコメは許さないんだからね4

[著者:羽場楽人/イラスト:イコモチ/電撃文庫] いよいよ朝姫に対する苛立ちが限界突破しそうです。もうこいつなんなの? 前々から、希墨への未練たらたらぶりが鬱陶しかったのに、この開き直った諦めの悪さにはいい加減うんざりさせられる。 もうひたす…

男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 3.じゃあ、ずっとアタシだけ見てくれる?

[著者:七菜なな/イラスト:Parum/電撃文庫] 最低なクソ&クズ女登場。凛音の姉とか言う女なんですけどね。自分の願望欲望で、日葵を悠宇から引きはがして手に入れようとするやり口がもう最低最悪で、終始はらわた煮えくりかえってましたよ。 悠宇に指摘…

恋は双子で割り切れない2

[著者:高村資本/イラスト:あるみっく/電撃文庫] 主人公は双子の好意をどちらか選べず、どっちつかずで優柔不断をまき散らすヘタレ野郎。双子ヒロイン妹の方は、異様に嫉妬深くて異様に独占欲が強くて、頭が良いので計算高くあざとい。今回登場のギャル…

三角の距離は限りないゼロ7

[著者:岬鷺宮/イラスト:Hiten/電撃文庫] 矢野、どうした? いやホントに、どうした? 矢野……。え、いきなり矢野がおかしくなってしまったので、正直かなり戸惑ってしまいました。 秋玻と春珂の問題がいよいよ切羽詰まった状況下で、急激に緊張感が緩ん…

世界最速のレベルアップ2

[著者:八又ナガト/イラスト:fame/角川スニーカー文庫] 凛のレベルは今回までで既に10000超えで、もう充分最強レベルで強いだろう……と思いきや、彼が言うには「まだまだ俺は最上位ランカー達の足元にも及ばない」だそうな。それを聞いて、思わず「…

外れスキルの追放王子、不思議なダンジョンで無限成長2

[著者:ふなず/イラスト:珀石碧/角川スニーカー文庫] 『恩寵度』とか『踏破点』って一体どんな要素だった? 『スクロール』って何だっけ? アンリの外れスキル『劣化無効』ってどんなものだったっけ? この登場人物って誰だっけ? ……と、終始こんな具合…

幼なじみからの恋愛相談。2 相手は俺っぽいけど違うらしい

[著者:ケンノジ/イラスト:やとみ/角川スニーカー文庫] 隆之介と栞が結ばれる所が終着点であり、この物語の幕を閉じるとき……と、今回のあとがきで明言されていたので、『意図的な引き延ばし』がテーマになって来るのかなあ、と思ったりもしました。 何…

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん2

[著者:燦々SUN/イラスト: ももこ/角川スニーカー文庫] どんな経緯で政近が生徒会選挙に積極的に関わる事になったんだっけ? それから、どうしてアーリャが会長選挙戦に挑む事になったんだっけ? あまりこれまでの流れに触れられてなかったので、な…